2009年12月24日木曜日

FPSで強くなる方法 第1回

---はじめに

このシリーズでは、FPSに強くなりたい人たちへの指標を書いていこうと思う。
ただひたすらaimを早くしようとしてたり、スランプに陥っていると感じている人たち向けに。
まあ、つったって僕は強くとも何ともないし、多感だった時期に何故かプロを目指してたという位の事である。

僕は強くない。だけど僕は強い人達をたくさん見て来た。
そういった人たちは、単にaimが早いというだけじゃない。
彼らは、もっと大切なものを磨いていた。

だから、そういった本質の部分を書いていこうと思う。
「次のプレイから使える小ネタ・裏技・豆知識」みたいなものは期待しないで欲しい。
ただ、この記事を読了して、書いてある事を肝に命じておけば必ずこの先、上達具合が違って来る筈だ。



---FPSで強くなる為に大切なもの、とは。


例えば、野球っていうのは足が早いだけじゃ勝てないよね。
ただ、プロの野球選手というのは足の速さも当然兼ね備えているというだけで。

本当のプロフェッショナルは、賢い。
するべき事をして、すべきでない事はしない。

いや、細かい事なんて考えてないよー、なんていう人もいるだろう。
そういう人でも、結果を出している人は大体のシーンでベストな行動を取っている。

突き詰めたら、Do or Don't(すべき事とすべきでない事)をきちんと守っているかどうかなのだ。
これがなかなか難しい。
Aの場合Bの行動を取る、とか。そういった簡単な事ではない。


---Do or Don'tの難しさとは?

例えば、「このマップではこうしろ」「この場面ではこの武器が有効」といった事を教えるリファレンスや記事はいくらでもある。
だけど、全部だだーっ!と並べられてごらん。
グレネードの上手い投げ方、上手い索敵の仕方、マップの構造、有利に使える仕様、模範となるべき進攻ルート、注意すべきポイント他、全部こまかく書き出していけば数百行は下らないはずだ。

それに、大量の注意点を避ける事や上手いプレイ、マップの把握等は頭で考えて咄嗟に出来るものではない。
それらは全て、体に憶えさせるものだ。
体に憶えさせるという事は、まず反復練習の他にない。


---反復練習の本質

即ち、反復練習とは"研究する"という事である。

どういう事かというと、バットの素振りを考えてみて欲しい。
あんなものは反復練習の代名詞だ。
あれが何をしてるのかというと、自分の動きを研究してブラッシュアップしてるのだ。

もちろん、当人たちがそんな意識でやっているとは限らない。
でもやっている事は研究、これは間違いない。たぶん。
どこが悪いのか、どうすれば上手くいくのか…単にそういった事を、気の遠くなる様な試行の末に体で解明していくのだ。

単にがむしゃらにやっても基礎体力も上がり、素振りも様になって上達するだろう。
しかし、それだけではそれ以上に到達するのは難しい。
上手い人の素振りをよく観察し、更に自分自身でも「何が良い素振りなのか」という事自体を頭で考える事を忘れてはいけない。


---統括

強くなる為にはまず、「良いプレイとは何なのか」を知る事。
とりあえず観察して考えてみよう、自分のプレイの悪い点は何なのか、良くするにはどうすればいいのか。
そして、ムービーなり何なりで良いプレイを見る事。

真似だけではいけない、あるプロがグレネードを特定の所で毎度毎度投げているとする。
彼らは理由も無くそんな事はしない。(癖や験担ぎの場合もあるが)

「何故そう行動するのか」を自分なりに考えるか、あるいは本人に聞いてみよう。
それを自身の練習にフィードバックする。

そうして、自分のスキルが磨かれていく。地道ではあるが、本当に上手くなりたいのなら、やりがいのある事だと思う。

頑張ってみて欲しい。

次回は、「目に見えない良いプレイ」について書こうと思う。

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