2009年12月16日水曜日

Counter-Strike Onlineについてあえて言う

あなたたちはCounter-Strikeをプレイした事があるだろうか。

のんのんのんのん、CS:SourceでもCSOでもなくCounter-Strikeである。
1.5から、Steam移行に伴ってやめちゃった人もいるだろう。
HL2が出てCS:Sourceに乗り換えた人もいるだろう。
シビアなゲーム性に疲れ、他のゲームに夢中になった人も居るだろう。(僕の場合Diablo2だった)

ただ、プレイした事のある人たちの記憶には、Counter-Strikeというゲームは燦然と輝いているはずだ。

美麗なグラフィックも無く、グッと来るストーリーも無く、ただただひたすら勝負に真摯で、プレイヤーの成長に正直で、残酷な程公平だったゲーム。
それでも僕らを夢中にさせた、僕らにFPSの腕を磨くことの楽しさを教えてくれた。
それがCounter-Strikeだった。

Counter-Strike Onlineは、その偉大なゲームの名を騙った。

どの位人気があって、どんな層がプレイしているとかは知らない。
別に潰れろと言う気もない。

ただ、あれはCounter-Strikeではないのだ。決してCounter-Strikeの本質を受け継いだゲームではないのだ。

それだけは、言っても仕方ない事かもしれないがあえて言いたい。

単純明快に、何がダメなのか言おう。

大きくは二つだ。

ゲームの挙動がまるで違う。
そして、課金アイテムって何だ?

ゲームの挙動は言うまでもない。特にCounter-Strikeの様な、その本質が洗練された競技性であるゲームにとってそのゲームプレイングを劣化させられるのは致命的だ。
ヒットボックスの違い、リコイルの違い、FOVの違い、解像度の違い、サウンドの違い、些細な違いが、Counter-Strikeという均整の取れた傑作をゴミクズにまで貶めている。

次に課金アイテム。

一体何?課金アイテムって。

当然、昨今のバカ搾取型ビジネスモデルを成立させる為にはそれが常套手段だろう。
そんな事文句言っても仕方ない。
でも、何でCounter-Strikeだったの?よりにもよって。

簡単に例えよう。鬼ごっこ、楽しいねえ。子供の頃、誰しもやった記憶があるだろう。
僕はあんまやった事ないけども。

鬼ごっこといえど、子供は真剣。だって勝ち負けがハッキリしてるし、足の速さだって、判断能力だって、あらゆる自分のポテンシャルを発揮して相手から逃げ切るor相手をとっ捕まえる訳だ。
本質的にはスポーツと同じ。格闘技と同じ。自分の力を全力で発揮して、勝利を勝ち取る場なわけです。

そこでだよ。「俺おかーさんから沢山おこずかいもらったー」ってガキが居たとする。
そして、その場の鬼ごっこを仕切ってるキム太郎君にこう言ったとする。
「おいキム太郎、一万やるから俺だけ特別に物干し竿使わせてくれよ」
「オッケーイルボン助君!おいお前ら、そういう事だから!」

は?何言ってんだ?馬鹿かお前ら?
そうなるだろう。

野球で例えよう。

「おいバド!100万ドル払うからコルク入りバット使わせて貰うぜ」
「オッケーサミー君!おいお前ら、そういう事だから!」

こっちの方がわかり易いな。

Counter-Strikeは残酷な程に公平だった。

上手くて頭のいい奴が勝ち、下手くそで馬鹿な奴が負けた。

僕は下手くそな方だったが、それでもCounter-Strikeを愛していた。
FPSゲームに捧げた青春、その思い出の一番てっぺんに燦然と輝くゲームがCounter-Strikeだった。

正直に言おう、これ以上Counter-Strikeを汚さないで欲しい。
糞エンジンの糞FPSで、原価ゼロの電子情報をバカに何円でどれだけ売り付けようとかまわない。

でも、正直Counter-Strikeの名を騙ってそれをする事だけはやめてくれ。

願わくば、その広い間口からFPSを知った人々が、"本物のFPSの世界"に滞りなく入門してくれる事を祈る。

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